離婚の歴史は結構古く、古代ローマの時代からすでに行為そのものはあったそうです。
ゲルマン民族の間では追い出し離婚というのが認められていたそうで、それ自体が自由に行われ
ていたと言われています。
しかし、古代ローマの時代以降ヨーロッパでは、キリスト教と言う教えが普及し始めその影響から
長い間、離婚は認めないと言う考えが根付いてきました。
その後中世・近世と時代が流れ、離婚は少しずつ認められるようになり、フランス革命など歴史的
事件が起こる原因となった啓蒙思想が流行るようになった時代には世の中が徐々に反教会主義
の流れになり、離婚の自由も説かれ始めたそうです。
しかし、法律上で離婚が認められるのは、配偶者の一方に有責行為がある場合に限定しており、
婚姻関係の破綻を理由で認めるようになったのは20世紀になってからだそうです。
その後欧米諸国では法律の改正が次々に行われ、離婚原因の拡大を認めていきました。
一方日本はと言うと、日本は古くからあまり宗教的な拘束がない国だったので、ヨーロッパ諸国
とは反対に離婚が容易に認められてきました。
しかし、それは夫からの場合だけであって、妻からの場合は認められなかったそうです。
その後、妻から要求できるようになったのは明治に入ってからで、太政官布告162号に
よって、初めて離婚を裁判所に請求する権利が妻に与えられました。
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